アーチェリーとは

 アーチェリー (Archery) は弓で遠方に設置された的を射る競技です

技術による競技なので、体格や男女で絶対的な差が生まれないのも特徴です。

相手の動きに反応して動作を変えるということもないので運動神経も必要ありません

 

弓道との違いは完全点数制の競技であることやサイトと呼ばれる的を狙うための照準器(選手の目線の先にあるT字状の道具です)を使用するなどの違いがあります。

他にも違いはいくつかありますが動画を見ていただければ、もう説明不要な位にシンプルな競技です。

しかし、見てる以上に奥深い競技なんです(^^ゞ

射った矢が真ん中に吸い込まれるような感覚は何とも言えない気持ち良さがありますよ

・アウトドア・アーチェリー(ターゲットアーチェリー)  

最もポピュラーな試合形式で屋外の平地で行われます。最短距離は30mです。

更に50mや70m、最長では90m先に設置された的を狙う競技です。上の動画は70mの試合です。

70m先の「10点」は直径12.2cmで「CD」とほぼ同じ大きさです。想像出来るでしょうか?

トップクラスの選手はそこに難なく命中させることができます!

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・スターバッジ制度について

アーチェリーでは公認試合での点数によってスターバッジが獲得できます。

バッジの色でその人の強さが分かったり、大きな大会の参加条件となるシステムです。

下記がそのスターバッジとカラーごとの実力目安です。※男子リカーブでの目安です。

上記バッジは70メートルを72射した合計点数によってカラーが分かれています。満点は720点となります。

・ホワイト  ・・・ 初心者を卒業し、初級者となった証。競技を始めて1年ほどで取得することが最初の目標となる。

・ブラック・・・中級者入りの証。大学リーグ戦や個人戦でのある程度の活躍が見えてくる。

・ブルー・・・ 獲得すれば東日本大会やインカレへの出場が見えてくる。上級者への登竜門バッジ。

         しかし、ブルーからレッドへの壁は非常に厚く、様々な競技歴の選手で構成されている。

・レッド・・・ 全日本大会において上位ランカーの実力を有している証。多くのアーチャー憧れのバッジ

・ゴールド・・・オリンピック日本代表や全日本選手権で優勝するレベルの選手である証。

・パープル・・・現在、世界で1人到達したが、スターバッジは日本独自制度なので獲得者は未だ無し。

        ※コンパウンドボウ部門ではパープルバッジを有している方がいらっしゃいます。

・インドア・アーチェリー  

 上の2つの動画がインドア・アーチェリーです。

12月から3月にかけてのオフシーズンに体育館などで行う室内アーチェリーで、狙う距離は18m先の小的です。

アウトドアとの道具に大きな変化はありませんが、的が小さいため独特の緊張感があります。

選手によってはインドアに合わせたセッティングに変更して試合に臨みます。

 ・フィールド・アーチェリー 

 これがフィールドアーチェリーです。フィールドアーチェリーは山林に設置された的を狙う競技です。

ゴルフの様に射場内を歩いて回って競技を行うため普段のアーチェリーとは趣が異なります。

地形によって上や下に向かって射ったりするのでちょっとしたハンティング気分が味わえたりします。

帝京大学八王子キャンパスからもほど遠くないところにフィールドアーチェリーの練習場があります。